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【後日談】ユニクロさん、ありがとう~前開きインナー

ユニクロから、9月中旬に前開きインナーが発売されるそうです!

https://www.uniqlo.com/jp/ja/contents/feature/front-open/

 

きっと、たくさんの、たくさんの切実な声があったのでしょう。

それでも、限定的な規模のマーケット、商品化は簡単ではなかったと思います。

それをしっかりリサーチして、声に応えてくれて。。ユニクロさん、ありがとう!

 

ママも、メールで訴えたひとり。

ハルハルが旅立って半年ほどして、やれること、やり残したことはないか、と考えていたことのひとつで。

今読み返すと、メールの文章がかなりテンパっている。。導入部もなにもないし。

でもそのときも、ちゃんと受け止めてくれて、今後に期待を持たせてくれるような、丁寧で心あるお返事をカスタマーセンターからいただきました。

「病気や身体の不自由な方にも同様に良い服を着用する楽しみと幸せを届けることをひとつのミッションにしています」

「どんなことに困っていて、どんな服を必要としているのか詳細に書かれていて非常に参考になりました」

「一日でも早く同様の悩みを抱えているお客様の意向に沿える商品が提供できるように鋭意努力します」

・・・そして1年半の時を経て… 感無量。

 

ハルハルの時代になかったもの、あったらいいなだったものが、続々と実現しているね。うれしいね。

 

・・・・・ ユニクロへ昨年3月に送ったメール ・・・・・

【バリアフリー服を作っていただけないでしょうか?】

娘は、重度の障害を持ち、医療依存度が高く、ほとんど動けない状態でした。娘が服を着る際の制限としては、

‐ 気管切開をして呼吸器を装着しているため、Tシャツのような被りものが着られない

‐ 寝たきりで皮膚にあたってしまうため、背中にジッパーやボタンのワンピース等は着られない

‐ 気管カニューレの邪魔にならないよう、襟ぐりが深く開いている必要がある

‐ 体温調整が難しく、冬場は体温が34℃台に下がり、一方、夏は背中に熱がこもり大汗をかく

‐ 肘がほどんど曲げられず、袖や袖ぐりが細いものは着にくい

‐ 前開き服の片袖を通した後、もう片袖は服をひっぱって通す必要があるなど、伸びる布地の方が安全に着せやすい

‐ 障害児専門のバリアフリー服のネットショップもあるが、日常の肌着で数千円など高額

 

そんな状況で、長年にわたり頼りにしたのが、ユニクロの服、特にヒートテックとエアリズムでした。

‐ 非常によく伸びて着せやすいうえに、糸が切れたり伸びきったりせず、良質で耐久性もある

‐ 襟ぐりもよく伸びるので、頭から被れなくても足元から引き上げて着させられる

‐ 冬は暖かく、夏は涼しく、季節を通じて冷暖房への依存を減らし体温の維持に貢献

‐ Uネックを選べば、気管カニューレや呼吸器の邪魔にならない

‐ 軽やかでシンプルなため、寝たきりの体の負担になりにくい

‐ 日常に着る服として、価格がリーズナブル

‐ 店舗が多く、ネットショップもあり、子どもから離れられる時間が限られていても入手しやすい

‐ 普通のお子さんと同じものが着られる喜びがある

 

しかし、成長に伴う体調の変化や手術、事故などにより、ヒートテックやエアリズムをそのまま安全に着せることが難しくなってしまいました。

‐ 腸瘻部からの漏れで服を汚すことが多く、前開きの方が短時間に着替えをさせやすい

‐ 両腕を骨折し固定していた時や入院で点滴をしていたときは、さらに肩から袖も開いて一枚の布のようになると着替えがしやすい

 

それでも素材の良さを諦め難く、母親がヒートテックやエアリズムを前開きや肩開きに仕立て直して、何とか対応していました。

 

様々なユニクロの服と人生を共にした娘は、昨秋11歳で旅立ちました。赤ちゃんの頃から最期の日まで、ユニクロの服には大変お世話になりました。まさに、ライフウェアでした。

 

振り返ると、服や身に着けるものにはいつも苦労していた記憶があります。必要に駆られて服作りを覚えたことは、娘のためにできることとして多くの喜びをもたらしましたが、一方で、医療のケアに追われて極度の睡眠不足の毎日の中で行うには、きつい作業でもありました。裁縫ができないお母さんたちは、仕方なく子どもの体にあわない大きな服を着せたり、高額な服を購入せざるを得ないこともあります。これらの子ども達の服へのニーズは多様ではありますが、子どもの在宅療養を持続可能(サステイナブル)なものにするために、日常生活のあらゆる場面で特別な負荷がなるべくかからないようになってほしいと願っています。

 

肢体に障害のある子ども達、とりわけ医療的ケアを必要とする子は、医療の進歩に伴い急激に増加しており、近年大変な注目を集めています。それでも、貴社にとっては極めて小さいマーケットであり、バリアフリー服は商業ベースに乗せられないかもしれません。しかしながら、既に布があり、型紙があり、販路がある中、少しの工夫と上乗せ価格で製品化していただける方法はないものかと、お問い合わせさせていただきました。TSURUMIこどもホスピスへの協賛などに代表される貴社の社会貢献活動の一環としても、ぜひご検討いただければ幸いです。

 

どんな個性の子どもでも、皆、ユニクロの服で笑顔になれますよう。

 

長々と失礼いたしました。読んでくださって、ありがとうございました。

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